日本ビール・ノンアルコール飲料

ビール

現代の日本ではビールの出荷数は減ったとも言われますが、まだまだ人気は衰えているとは言えないでしょう。

宴会の場でも自宅での普段飲みでも、多くのシチュエーションで親しまれています。

日本ビールの歴史を紐解いてみると、その始まりは思っているよりも過去に遡るようです。

過去の文献に登場しはじめるのは1720年ごろのことで、どうやらこの頃に貿易を通じてもたらされたようです。

お蔭参り流行の数年後ですから、歴史を感じられます。

ビールがもたらされた後に日本国内では、自分たちで作るための挑戦が幾度か試みられていますが、当面の間は材料が手に入らなかったりして、うまく行かなかったようです。

江戸時代には小規模な醸造があったようですが、その後の明治に入ってから、アメリカ人とドイツ人が設立したビール工場が国内最初の醸造所となりました。

このことから維新の革命期に、いよいよこの飲み物が根付き始めたと言えるでしょう。

世界地図と飛行機

第一次世界大戦ではアメリカはビール不足から日本に輸入を依存するようになります。

後の禁酒法の際には醸成所は経営していけなくなったので、日本にアメリカで使われていた工場の資材が譲渡されることになりました。

この辺りが大きな転換期となり、日本で製造は盛んなものとなりました。

1960年頃には男性だけではなく女性の間でも親しまれるようになっており、お中元には欠かせないアイテムとしての立ち位置を固めたのも、この辺りです。

以降はバブル景気やドライビールブームなどで、完全に現在の日本の文化に溶け込んだと言えるでしょう。

2006年にはビールと類似する発泡酒などの総売上が、全てのアルコール飲料の6割以上を占めたほどでした。

しかし若年層のアルコール離れや、飲酒運転による凄惨な事故などがあってビールは転換期を迎えます。

乾杯

お酒が飲めない方や、飲んではいけない場合でも楽しめるよう、ノンアルコール飲料が登場しました。

ノンアルコールの定義は、日本国内において1%未満となっており、僅かながらアルコール分を含む製品もあります。

アルコール入りの場合、お酒に弱い方では稀に酔う可能性もあるので、気をつけましょう。

製造方法は多彩で、一旦ビールを醸造してからアルコールを取り除いたり、単なる炭酸飲料に風味や香りをつけて似せているものもあります。

ビールだけではなくてエールスタイルの製品も登場するなど、ラインナップは充実しつつ有るようです。

本格的なビールファンの方では、ノンアルコール飲料と言われると、少し敬遠しがちだったかも知れません。

しかし現在では、お中元に贈られるケースも増えるなど、品質や味の面では評価が高まりつつあります。

ノンアルコール飲料はお酒が飲めない方にはうってつけですが、お酒好きな方でも週に何度か休肝日の時には、利用してみるのも悪くないかもしれません。

現在の新製品では着実にレベルが上っており、ビールファンも満足できるものが登場しつつあるので、試してみては如何でしょうか。